S&P総合500種<.SPX>は0.27ポイント(0.01%)安の1883.68。

石油大手エクソンモービル<XOM.N>は1.0%安。四半期決算は利益が市場予想を上回ったが売り優勢となり、S&P総合500種を押し下げた。

半面、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は、4月の米新車販売台数の増加を好感して1.2%上昇。米連邦準備理事会(FRB)が30日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明で米経済に楽観的な見方を示したことも追い風になった。

インターネット関連銘柄は、口コミ情報サイト運営のイェルプ<YELP.N>の好決算を支えに買いが目立った。イェルプは9.8%高。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手のフェイスブック<FB.O>は2.3%上昇し、オンライン旅行サイトのトリップアドバイザー<TRIP.O>も3.4%上げた。オンライン小売のアマゾン・ドットコム <AMZN.O>は1.2%高。

ハイテク銘柄やバイオテクノロジー関連銘柄といったモメンタム株はこの数週間、割高感から売られていた。

デルタ・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ・テクニカル・ストラテジストのブルース・ザロ氏は「成長株の一角が戻ってきつつある。こうした銘柄は激しく売り込まれたが、(この日の反発は)一部の銘柄は業績が良好だと受け止められたという事実に関連していると思う」と述べた。