1日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が4営業日続伸し、28.84ポイント(0.43%)高の6808.87と約2カ月ぶりの高値で取引を終えた。

英ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>が好調で全体水準を押し上げた。マークイットが発表した4月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)が伸びたことも市場心理を好転させた。欧州の多くの市場がメーデーの祝日で休場となっており、取引量は少なかった。

ロイズは5.5%上昇し、FT100種の伸びに最も貢献した。第1・四半期の税引き前利益が22%伸びたことが好感された。一部国有化されているロイズはイングランド銀行(英中銀)に配当再開を申請することも発表した。

ガスのBG<BG.L>も3.3%上昇。第1・四半期における利益の下落率が予想よりも小さかったことが評価された。

一方でスーパー大手セインズベリー<SBRY.L>は、証券会社のバーンスタインが株価目標を下げたことで3.2%下落した。