【政治】「公明党は邪魔するな」と同義=集団的自衛権の大統領発言 
元NSCアジア上級部長グリーン氏 [4/29]

「公明党は邪魔するな」と同義=集団的自衛権の大統領発言-グリーン氏
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014042900114&g=pol
時事通信(2014/04/29-08:34)


 【ワシントン時事】マイケル・グリーン元米国家安全保障会議(NSC)ア
ジア上級部長は28日、ワシントンで開かれた会合で、安倍晋三首相が目指す
憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認に対し、オバマ大統領が支持を明確
にしたことは「首相の連立パートナー(の公明党)に、邪魔するなと言ったよ
うなものだ」と指摘した。

 グリーン氏は行使容認に賛成する立場から、「日本の国内政治の文脈で考え
れば、大統領の支持はとても重要だ。

(解釈変更に)機運を与え、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の見
直しに役立つはずだ」と、大統領発言を歓迎した。

 一方、グリーン氏は、大統領が沖縄県・尖閣諸島を日米安全保障条約の適用
対象と明言したことに関し「正直言って驚いた。大きなニュースだ」と強調。
対日防衛義務をめぐるオバマ政権幹部の発言が一貫性を欠き、日本に疑念を抱
かせていたことが「大統領にプレッシャーを与え、明確な発言を決断させたの
だろう」と分析した。

マイケル・グリーン (政治学者)

岩手日報の記者や、椎名素夫の秘書なども務めた。
ビル・クリントン政権では日本の安全保障政策を知る
若手研究者としてエズラ・ヴォーゲル国家情報会議
東アジア担当分析官やジョセフ・ナイ国際安全保障
担当国防次官補などのブレーントラストとして働き
「日米安全保障再定義」「日米新ガイドライン策定」などの
日米同盟強化の動きを支えた。