市場からは「米国株高で上昇して始まったが、発表控えの企業決算が見送り材料になっており、どちらかにポジションを傾けづらい状態だ。日経平均は2月以降のボックス圏のほぼ真ん中に位置し、中途半端な水準であり、出来高も盛り上がりを欠く」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、ブリヂス<5108、株価 - チャート>、住友ゴム<5110、株価 - チャート>などのゴム製品株が上昇し、値上がり率トップ。東電<9501、株価 - チャート>、中部電<9502、株価 - チャート>などの電気ガス株も堅調。14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当を増額した東亜道<1882、株価 - チャート>や、不動テトラ<1813、株価 - チャート>などの建設株も高く、旭硝子<5201、株価 - チャート>、ガイシ<5333、株価 - チャート>などのガラス土石株も引き締まった。オリンパス<7733、株価 - チャート>、リズム時計<7769、株価 - チャート>などの精密株も買われた。
個別では、国土交通省は不動産売買・賃貸でネット取引解禁を検討するとの報道を受け、ネクスト<2120、株価 - チャート>が一時ストップ高。15年3月期は連結営業利益19.9%増見通しで5円増配予定の小松ウオール<7949、株価 - チャート>や、特別利益計上で14年3月期の連結純利益予想を上方修正したサンデン<6444、株価 - チャート>も上昇。4月度(20日締め)の既存店売上高がプラス転換したジーンズメイト<7448、株価 - チャート>や、星光PMC<4963、株価 - チャート>、ディップ<2379、株価 - チャート>などの上げも目立った。