【韓国旅客船沈没】 船を操縦していたのは入社4か月の25歳の女性だった
韓国の旅客船沈没事故は事故発生からまる2日が経過し、死者は26人に増えています。
現場では捜索が行われていますが、船内に初めて入ることができたとの
情報が入りました。生存者がいるかどうか確認が行われています。
韓国海洋警察によると、事故の死者は26人、行方不明者は
270人にのぼっています。
現場海域では、17日夜から18日未明にかけて、船体引き
揚げのためのクレーン3基が到着しました。
午後2時から、もう1基クレーンが加わり、引き揚げのタイミングが決められる見通しです。
現場では潜水ロボットも投入され捜索が行われていますが、
午前9時35分頃、空気の注入に成功し、
船内に初めて入ることができたとの情報が伝わりました。
生存者がいるかどうか確認が行われています。
一方、検察・警察合同の捜査本部が会見を開き、事故当時、
船を操縦していたのは船長ではなく、
3等航海士だったことを明らかにしました。韓国メディアは
、この3等航海士が入社4か月の25歳の女性だったと報じています。
捜査本部は、「当時、船長は操舵室にはいた」と説明しましたが、
なぜ操縦しなかったかについては、
当時現場にいた人間と船長の話に食い違いもあるということで、
今後、事故に人的要因があったかどうかについて本格的に捜査を進める方針です。
また、直前の急激な進路変換が事故に関係している可能性が指摘されていますが、
捜査本部は船の整備不良の有無なども調べることにしています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2178658.html
旅客船「セウォル号」沈没事故で行方不明になった乗客の捜索が遅々として進まない中、
事故をめぐってさまざまな疑惑が浮上している。
あるメディアは17日、セウォル号に昨年2回乗ったという人にインタビューを行い
「セウォル号の救命ボートは針金でくくり付けられていた。針金は人の
手で外すことができなかった。
船の管理がいい加減だったため、乗客は救命ボートを利用して
脱出することができなかった」
と指摘した。実際に、セウォル号の甲板の両側には、白い
円筒型のカプセルがあり、その中には 救命ボート46隻が備え付けられていた。
だが今回の事故で、46隻の救命ボートのうち、実際に
使用されたのはわずか1隻だった。
これについてセウォル号を運航する清海鎮海運側は
「船が引き揚げられなければ確認できない」と主張した。