寄り付きの東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米株高や円安が株価を押し上げるとみられていたが、前日の大幅高を受けた反動が強く、利益確定売りが先行する展開となっている。

前日に8%高となったソフトバンク<9984.T>や、指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>などが下落しており、指数を押し下げている。

日経平均は前日の上げ幅が420円超と今年2番目の大きさとなり、4月8日以来約1週間ぶりに終値で1万4400円を回復。市場では「この水準となれば、ある程度の戻り売りも出ているようだ」(国内証券)と指摘する声も出ていた。日経平均は寄り付き後、徐々に下げ幅を縮小し、プラス圏に転じている。