Olympicグループ<8289、株価 - チャート>は首都圏で食品スーパーやホームセンターを展開。
14年2月期の連結経常利益は2億3900万円(前期実績は9億3000万円の赤字)。スーパーマーケット事業でアバンセを連結子会社化した効果で2ケタ増収を確保したが、競合店に対抗する売価政策をとったことや原材料の高騰が利益を圧迫。期初計画を達成できなかったが2期ぶりに黒字転換を果たした。
一方、15年2月期の経常利益予想は前期比5.0倍の12億円と業績の持ち直しが本格化する。同社発表によれば「組織再編の収実化を目指し一体的な運営・管理を行う。また業務の効率化を図りローコスト運営を徹底させるとともに、業態もさらに専門店化を指向し販売力を強化する。」としている。
期末一括配当の15円は継続する計画。
予想PBRは0.8倍台。上値での戻り待ちの売りが少なく、指標面からはなお上値余地を残している。
16日の終値は、前日比3円高の916円。