日医工<4541、株価 - チャート>はジェネリック医薬品(後発医薬品)メーカー。

14年3月期第3四半期(13年4-12月)の連結経常利益は前年同期比6.8%減の63億500万円、通期の経常利益予想は前期比5.6%減の80億円。16年3月期に発売を目指す関節リウマチ治療薬の開発費などが利益面を圧迫するが、「(政府が進める)後発医薬品の普及促進策を追い風にジェネリック医薬品の好調が続いている。5月12日に富山県で決算発表、翌13日には東京でアナリスト向け説明会を予定している」(社長室)という。

14年3月期予想に対する第3四半期の業績進ちょく率は78.9%で増額余地を残す。一方、好調が続く国内に続いて、東南アジアや米国での展開にも力を注ぎ始め、2月には米国で現地法人を設立した。今後の展開力に期待した買いも誘いやすい。

テクニカル上では、25日・75日の両移動平均線がサポート。戻り期待の買いが入れば、直近高値(1598円、4月4日)抜けから年初来高値(1628円、1月6日)奪回が有望視される。

16日の終値は、前日比28円高の1575円。