前週発表された3月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はハト派的と受け取られたが、この日のイエレン議長の発言が一段とハト派的な内容になるとの観測がトレーダーの間で広がっている。
一方、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)にまつわる思惑から、ドルは対円で上昇した。
オーバーナイト取引時間に、麻生太郎財務相は「GPIFの動きが6月以降出てくる。そうした動きが出てくるとはっきりすれば、外国人投資家が動く可能性が高くなる」と述べた。
ユーロ/ドルは0.05%高の1.3821ドル。
ドル/円は0.33%高の102.25円。
主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>は0.04%低下。ただ、朝方発表された米鉱工業生産指数が予想以上に上昇したことを受け、ドルは下げ幅を縮小した。
<株式> ロンドン株式市場は反発。中国の第1・四半期国内総生産(GDP)伸び率が市場予想を上回ったことが支援した。また、スポーツ用品のスポーツ・ダイレクト<SPD.L>が、証券会社が示した明るい見通しを手がかりに急上昇した。