16日の欧州株式市場は反発。中国の第1・四半期国内総生産(GDP)伸び率が市場予想を上回ったことが株価押し上げに寄与した。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は15.71ポイント(1.20%)高の1322.56。。トレーダーからは、前日の約1%下落していたことから、反動が出たとの指摘も聞かれた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.74ポイント(1.54%)高の3139.26。

中国の第1・四半期GDP伸び率は前年比7.4%と、1年半ぶりの低水準となったものの、市場予想の7.3%を上回った。

買収観測から、フランスの水・廃棄物処理会社スエズ・エンバイロメント<SEVI.PA>が7.1%急上昇、ベオリア・エンバイロメント<VIE.PA>も4.3%上昇した。

中国GDPが株価への追い風となったものの、企業決算をめぐる警戒感もくすぶっている。

オランダの半導体製造装置大手ASML<ASML.AS>は5.3%安。ロジック系半導体メーカーの需要が第2・四半期に鈍る見通しから、上半期の売上高予想を下方修正したことを嫌気した。