16日に発表される中国の国内総生産(GDP)統計を控えた警戒感も根強い。ロイターの調査によると、アナリストの間では、中国の第1・四半期GDPが7.3%増と、5年ぶりの低い伸びとなることが見込まれている。

より低い成長率になる可能性があるとの観測から、鉱山株が売られ、BHPビリトン<BLT.L>は2%、リオ・ティント<RIO.L>は3.1%それぞれ下落した。

ウクライナ情勢にもっとも脆弱とみられる独クセトラDAX指数<.DAX>は1.8%安。タイヤ・自動車部品メーカーのコンチネンタル<CONG.DE>は2.3%安、自動車ダイムラー<DAIGn.DE>は3.4%安となった。

ビール醸造世界第2位の英SABミラー<SAB.L>は2.3%安。通期ビール販売量が小幅な伸びにとどまったことを嫌気した。

ネスレや仏化粧品ロレアル<OREP.PA>が発表した第1・四半期売上高はともに市場予想を下回った。