津田駒工業<6217、株価 - チャート>が急反落。一時25円安の138円まで売られ、2月4日に付けた年初来安値152円を割り込んだ。午後1時55分時点では、20円安の143円で東証1部値下がり率1位となっている。10日引け後、14年5月中間期(13年12月-14年5月)と14年11月期の連結業績予想を下方修正し、売られた。
中間期予想では、売上高を216億円から190億円(前年同期比17.9%増)へ、営業損益を2億円の黒字から4億5000万円の赤字(前年同期は9億200万円の赤字)へ、最終損益を1億5000万円の黒字から4億5000万円の赤字(同9億5200万円の赤字)に引き下げた。通期予想では、売上高を456億円から430億円(前期比4.4%増)へ、営業利益を9億円から2億5000万円(前期は5億1200万円の赤字)へ、純利益を8億円から2億円(同6億9800万円の赤字)に減額。繊維機械事業で、主力の中国市場において一部繊維製品の在庫増加や金融機関の融資枠縮小などの影響が発生。工作機械関連事業でも、工作機械向けの付帯装置分野の回復が遅れていることなどが響く。
14年11月期第1四半期(13年12月-14年2月)の決算は、売上高96億3200万円(前年同期比68.2%増)、営業赤字1億7400万円(前年同期は11億6200万円の赤字)、最終赤字1億6700万円(同11億4600万円の赤字)だった。