11日前場の日経平均株価は前日比330円47銭安の1万3969円65銭と大幅反落。取引時間中では、2月5日に付けた年初来安値1万3995円86銭を更新し、13年10月9日以来の安値水準となる1万3900円台割れの場面もあった。10日の米国株急落や円高を嫌気し、寄り付きから売り優勢の展開となり、午前9時14分には1万3885円11銭(前日比415円01銭安)まで下げ幅を広げた。14年8月期の連結利益予想を下方修正したファーストリテ<9983、株価 - チャート>が大幅続落するなど、指数寄与度の高い銘柄の下げが影響した面もある。その後は、円伸び悩みもあって、買い戻しや押し目買いに下げ渋ったが、戻りは限定された。

東証1部の出来高は13億262万株、売買代金は1兆3749億円。騰落銘柄数は値上がり269銘柄、値下がり1432銘柄、変わらず102銘柄。なお、きょう算出の日経平均ミニ先物・オプション・4月物のSQ(特別清算指数)推計値は1万3892円77銭。