あなたの周りに、平気で嘘をついたり、耳を疑うほど無責任な発言を繰り返す人はいないでしょうか?
感情が無いのではないかと思うような冷たい態度を取ったと思ったら、今度は涙を流して情に訴えてくるような人はいないでしょうか?
人を支配するかのように威圧的に振る舞ったかと思えば、時には感情の無い冷たい目で、人を物のように扱う…そんな人はいないでしょうか?
人が良さそうで親しみやすいと思ったら、実は笑顔の裏で人を次々に利用している・・・そんな人物はいないでしょうか?
もしそんな人物がいたら、それはサイコパスかも知れません。
サイコパス。
過去の凶悪犯罪や、心理学などに関する情報で、この名前を目にしたり、聞いたことがあるという方も少なくないでしょう。
しかし、もしもあなたがサイコパスについて詳しい情報をほとんど知らなかったり、そもそも聞いたことも無いとしたら、それは大きな危険に結びつくかも知れません。
なぜなら、サイコパスと呼ばれる人間たちは、サイコパスではない我々の常識では考えられない思考回路を持っているからです。
サイコパスではない我々の常識では考えられない思考回路を持っている
私たちは普段、話す相手、接する相手に少なからず自分の立場を重ね合わせて考えます。
「(私だったら)こんな事言われたら嫌だろうな」
「(俺があいつなら)まさかそこまではしないよな」
自分がそうだから、相手だって(ちょっとくらいは)そうだろう、というわけです。
こういう考え方は、恐らく人間同士がスムーズにコミュニケーションを取るために必須なものですし、人を思いやれる人、常識をわきまえている人ほど「相手の立場に立って」行動すると思います。
ですが、相手がサイコパスなら、それが裏目に出る可能性が高い。
私たちは普通、自分に何の恨みもないはずの、しかも魅力的な笑顔で接してくる相手が、いきなり自分に牙をむいてくるとは考えないでしょう。
その「常識」とは裏腹に、サイコパスたちは良心のブレーキに邪魔されること無く平気で嘘をついたり、場合によっては人を傷つけ、殺しさえします。
もちろん、サイコパスについて知ったからといって、被害者になる可能性を100パーセント避けられる訳ではありません。
しかし、私たちが風邪を効果的に予防できるのは、風邪を引き起こすものの正体が目に見えない小さな微生物で、それが鼻や喉などの粘膜から感染することを知っているからです。
サイコパスがどんなものかを知り、疑わしい人物に近寄らないようにするだけでも、あなたが被害者になる危険を回避するのに大いに役立つでしょう。