大きな風船を浮かべて、北朝鮮軍の動態を監視する
戦術飛行船事業が事実上取りやめになりました。
延坪島など西北島嶼地域の監視体系を強化する計画に狂いが生じました。
高性能カメラをつけて数キロメートル上空に浮かべる
戦術飛行船。2010年、延坪島砲撃事件をきっかけに
北朝鮮軍の動向監視のために緊急購買が決定されました。
飛行船2機を購入するための事業費は240億ウォン。
予定通りなら、昨年8月に実戦配置されなければなら
なかったのですが、1機は故障して、残りの1機まで
試験飛行中に墜落しました。
しかも過程で契約した会社が入札直前、急遽作られた
ペーパーカンパニー、いわゆる「書類上の会社」という
事実が明るみになってしまいしまた。
ベクユンヒョン(防衛事業庁報道官/昨年12月)
「元請会社に問題があったのは事実です。
それで協力会社に入ってもらい国内会社が会社全体に
事業を買収しました」しかし、防衛事業庁の説明とは違って、
事業を譲り受けた会社も中断が避けられないという立場です。
成功の可能性に自信がもてない上、戦術飛行船事業が今年の
国防予算に含まれてもいないからです。
協力会社の関係者
「機体の欠陥の原因や今後収益性の有無などを総合的に
考慮した時、今すぐ事業再開を決定するには困難な状況です」
これによって軍当局は音響探知装備である「ハロ」のような
既存資産を最大限活用し、西北島嶼監視の空白を防止する方針です。
引用:ネイバーニュース/SBS