1月20日、遺体で見つかった内閣府の男性職員。
留学先のアメリカの大学で、1月から始まった新学期の授業の
登録手続きをしていなかったことがわかった。
最初から、留学先に戻るつもりがなかったのか。
1月6日、韓国・ソウル市内で、男性職員はボート業者を訪れ、
ボートと船外機を英語で注文した。
その際には、「旅行中だ」と話し、くわしい送り先は、
翌朝、「アレックス」という名前を使ったメールで指示していた。
一方、「アレックス」の名前で、パスポートなどの荷物を預けていた
ホテルでは、男性職員を日本人だと思った
ホテルマンが、日本語で話しかけたこともあったというが、
その際にも、英語で答え続けていたという。
そして、内閣府の男性職員は、ソウル市内から送ったボートと
船外機を、釜山市内のホテルに受け取りに来ていた。
男性職員は、韓国国内で本名のほかに、「アレックス」という
名前を使い、単独で行動し、海に出る準備を整えていたとみられている。
釜山に来た内閣府の職員が、実際にどのようにして
海に出たかは、いまだにわかっていない。
重さが30kg以上あるボートや船外機。これらを1人で
海まで運ぶのは、簡単ではない。
4日朝の朝鮮日報には、「日本の内閣府職員は、なぜ
真冬の釜山の海でゴムボートに乗ったのか」といった
記事が掲載された。
今回の不審死は、韓国メディアで「ミステリー」と
紹介されるなど、注目を集めている。
しかし、韓国の趙泰永外務省報道官は「現在、
日本政府から、外務省に協力要請はない」と述べた。
この内閣府職員は、2013年7月から、2年間の予定で
アメリカに留学していたが、その費用は税金から支出されている。
そのため、研修専念義務が課せられており、合理的な
理由がない限りは、日本に戻ってきてはいけないことになっている。
そうした状況の中で、ゴムボートを使ってまで、日本に
戻りたい理由があったのか、謎は深まるばかりとなっている。 (一部略)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00262483.html
※以下は読売テレビより。
・外務省関係者は「死亡した内閣府職員は、公に
できないプライベートな理由で 韓国からゴムボートで
帰国しようとしたとみられる」と語ったとのこと。