3日、東京都知事選に立候補している田母神俊雄候補が、
東京・外国特派員協会で会見を行った。田母神候補は、
他の主要候補である宇都宮、細川、舛添の各候補との
大きな違いがある。都民税減税と公共事業実施を含む
2兆円の経済政策、安倍首相の靖国神社参拝を支持する姿勢、
外国人の地方参政権に反対する姿勢、また、原発の再稼働を
容認する姿勢の4点だ。これらはいずれも海外メディアや
ジャ―ナリストからの関心が高いと思われるもので、会見でも多くの質問が寄せられた。
◆外国人参政権、移民について
外国人記者―日本国民は外国人に対して非常に寛容であり、
おもてなしの精神を持っている。また、強く、たくましく、
みんなに優しい"ふるさと"東京を創る、と主張しているが、
外国人の地方参政権に反対するというのは、外国人に優しくないのではないか。
田母神候補:日本は7,000くらいの島で成り立っている。
例えば東京にも伊豆大島があり、
8,300人ほどの人が暮らしているが、そこに外国人が10,000人
以上住み着いてしまえば、実質的に奪われたと同じことに
なってしまうのではないか。日本はきちんと日本人の意志で管理していく、
ということを認めるべきだと思う。日本国民と外国人が区別されるのは当然だ。
自国民と外国人の権利を全く同等に認める、という国はどこにもない。
◆元航空幕僚長として
外国人記者―那覇基地では、民間機の利用もあり、空港は
混雑している。有事の際、中国は何百もの戦闘機を離陸させる
ことができると報道されているが、それに対し、日本は
どのくらい早く対応できるのか。元航空幕僚長として、尖閣諸島の問題をどう考えるか。
田母神候補:中国が戦闘機を飛ばしてきたら守れるのか
ということだが、そういうことは多分ないと思う。
あまり詳しく喋ると捕まってしまうので、喋れないのだが(笑)、
中国に尖閣諸島を支配する能力は今のところ無いと思うので、
実際にそういうことをしてくることはないと考えている。