去年に俺が体験した話なんだけど、場所は家で夜中だった。
暗い廊下で姉ちゃんと思われる影を発見し、俺は話しかけた。
俺「あ、姉ちゃんあのさー」
姉「・・・・・」
俺「姉ちゃん?」
姉「・・・・・」
話しかけても返事が帰ってこない。お得意のスルーか?
俺は黒い影が全く動いてないことに気付いた。ピクリとも動かない。
すると奥の部屋からテレビの音と共に姉の笑い声が聞こえてきた。
ちょっと待てよ?姉ちゃんは今目の前に居るはず…だよな?でも奥の部屋から聞こえた笑い声は明らかに姉の声だった。
じゃあ今この目の前にある黒い影はなんだ?
俺は恐る恐る影に近づいた。
ギターケースだった。