<1717> 明豊ファシリ 247 0明豊ファシリティワークス<1717>は8日の引け後、第2四半期(4-9月)決算を発表した。売上高は前年同期比8.5%増の35.99億円、営業利益は同185.5%増の2.44億円、純利益は同836.4%増の1.26億円となった。10月17日に発表した上方修正の水準での着地となっている。通期予想は期初計画を据え置き、売上高は前期比1.0%増の72.00億円、営業利益は同14.9%増の5.20億円、純利益は同56.8%増の1.70億円としている。
顧客満足を追求したCM(コンストラクション・マネジメント)手法によるサービス品質の向上、組織力の強化などに努めた結果、建設プロジェクトの立ち上げ段階からの引き合いが増加、プロジェクトの事業規模も大型化する状況に。第2四半期(4-9月)における粗利益ベースでの受注状況は、過去最高であった前年度を上回っているようだ。
セグメント別では、大型の請負型CM案件の竣工などによってオフィス事業の売上高が22.71億円、前年同期比29.8%増と急拡大し、全体をけん引する格好となっている。同事業では全般的に、移転先ビルの選定段階から支援するコンサルティング業務、耐震性の高いビルへの移転やグループ企業の統合など速さと高い専門性が必要となる業務の引き合いが堅調に推移している。ともに売上高では前年同期比で減少となったものの、CM事業では、バブル期に建設された建物の空調・電気設備の更新案件が幅広い業種から増加、奈良県医科大学の施設整備CMなど公共分野も順調に推移している。また、CREM事業(大企業向けを中心に、保有資産の最適化をサポート)に関しても、同社の技術者集団による透明なプロセス(CM手法)採用による工事コスト削減、保有資産のデータベース化による資産情報の集中管理などの成功事例が、着実に顧客の評価を獲得できている。
明豊ファシリティワークスは、オフィス、ビル、校舎、医療施設、工場など各種施設プロジェクトの「コンストラクション・マネジメント」並びに「プロジェクトマネジメント」サービスを展開。基本構想策定コンサルティング、設計、調達支援、コスト査定、施工管理、引越し等を手掛ける。