<4732> USS 1445 +12ユー・エス・エス<4732>は、中古自動車のオークション運営事業で1-6月期市場シェア32.1%とトップ。直近10年間の平均営業利益率は40%弱と高収益体質を維持している。第1四半期(4-6月期)の業績は、売上高が前年同期比4.6%増、経常利益が同12.9%増と滑り出しは順調。出品台数は同6.5%減となったが成約台数は同7.2%増、成約率は66.3%に改善した。平均手数料単価の上昇も好決算の主因で、中古自動車等買取販売やリサイクル事業などでも収益が回復した。通期業績は3期連続の最高益予想を据え置いた。8月にオープンした名古屋会場は初日の出品台数が12,974台を記録、今後の業績上乗せ要因として注目される。株主還元にも積極的で、連結配当性向は2014年3月期から45%以上に引き上げる方針のため、利益が計画を上回れば増配も期待。オークション会場における出品台数シェアは現在の32.1%から中期的に40%を目標とする。既存会場におけるシェア上昇によって35%程度まで拡大させ、残り5%程度はM&Aで獲得していく。