大失敗した人にフィードバックをするのは容易ではありません。意見を言うことで、相手が不安になったり、落ち込んだり、自分を恥じるようになるかもしれません。しかし、正直にフィードバックをしなければ、相手が成長することができないので、相手の感情を尊重するあまり、事実から目を背けるというような失敗はしないでください。ネガティブな感情というのは、問題を修正しようという行動を起こすためにあるのだということを思い出しましょう。
相手に辛く当たりたくないからというだけで、相手が失敗したことに責任を感じないようにしようとしないでください(実際、相手が責任を感じていないようであれば叱りましょう)。自分の失敗の責任を取らなくていいようにすると、自分の仕事は自分で管理するという感覚が失われます。無力感というのは、やる気を無くすことと同じです。長期的に見て無力感を感じるようになるかもしれないというダメージと、短期的に嫌な気分になることは、比べられるようなものではありません。