レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後5時現在 97.01/03  1.3825/29  134.12/16

NY午後5時 97.25/32  1.3799/03  134.23/27

午後5時のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅にドル安/円高の97円付近。一時9日以来の97円割れとなった。米緩和縮小の後ずれ観測によるドル安基調に、株安に伴う円高圧力が加わった。ユーロ/ドルは堅調を維持し、2011年11月以来の高値を更新した。ドル安に加え、アジアの中央銀行による買いの可能性が指摘された。

<株式市場>

日経平均    14088.19円(398.22円安)

14088.19円─14442.12円

東証出来高   24億1139万株

東証売買代金  2兆0833億円

東京株式市場で日経平均は大幅反落。前日比で398円安の安値引けとなり、10月9日以来、約2週間半ぶりに1万4100円を下回った。外為市場でのドル安/円高進行に加え、中国での短期金利の上昇などを警戒する声が聞かれ、短期筋による先物売りが強まった。一方、個別では好業績銘柄や中小型の材料株を物色する動きも見られた。

東証1部騰落数は、値上がり186銘柄に対し、値下がりが1501銘柄、変わらずが69銘柄だった。

<短期金融市場> 17時26分現在

無担保コール翌日物金利             0.072%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──

ユーロ円3カ月金利先物(2014年9月限)    99.785(変わらず)

安値─高値     99.780─99.790

無担保コール翌日物の加重平均レートは0.072%と前日(0.077%)に比べて低下した。当座預金残高が100兆円規模に増加。資金余剰感は強く、資金調達ニーズは限られた。ユーロ円3カ月金利先物は手掛かりが乏しく小動き。日銀が実施した国庫短期証券の買い入れ結果は、オファー額1兆5000億円(前回から5000億円減額)に対して応札額は4兆2329億円。1兆5009億円が落札された。応札倍率は2.82倍と前回2.15倍を上回った。業者の在庫増で応札需要が高まった。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・12月限(東証)   144.83(─0.03)

安値─高値   144.79─144.94

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.610%(+0.005)

安値─高値     0.615─0.605%

国債先物中心限月12月限は前日比3銭安の144円83銭と小幅続落して引けた。円高・株安を手掛かりに、短期筋による買い戻しが先行する場面があったが、高値警戒感が浮上する中、145円に接近する場面で利益確定売りが出た。

現物市場ではこれまで買い進まれてきた超長期ゾーンを中心に軟調地合い。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同1bp高い0.615%に上昇した。朝方に発表された9月の全国消費者物価指数への反応は限定的。

<クレジット市場>

政保債(地方公)10年 4.0─4.5bp

銀行債(みずほ) 5年 13─14bp

地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp

電力債(東電)  5年 320─350bp

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20は小幅ワイド。気配は87─88ベーシスポイント(bp)と、前日気配(仲値で86bp付近)よりも1─2bp高い水準。25日の東京株式市場で日経平均<.N225 >が前日比400円近くもの大幅下落となったことで、リスク回避の動きが優勢になった、との見方が出ていた。

<スワップ市場>スワップ金利(16時29分現在の気配)

2年物 0.26%─0.16%

3年物 0.29%─0.19%

4年物 0.34%─0.24%

5年物 0.39%─0.29%

7年物 0.54%─0.44%

10年物 0.80%─0.70%