SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SEH&I)<9478、株価 - チャート>が反落し、一時11円安の183円まで売られた。24日引け後、13年9月中間期(4-9月)と14年3月期の連結利益予想を下方修正し、嫌気された。

中間期は、売上高を34億円から34億7300万円(前年同期比3.7%増)に引き上げたが、営業利益は1億円から800万円(同81.4%減)へ、最終損益は3500万円の黒字から5300万円の赤字(前年同期は4億800万円の赤字)に引き下げた。売上高はほぼ予想通りに着地するとみているが、ソフトウェア・ネットワーク事業での先行投資費用を上積みしたことや、出版事業において事業構造転換の過程で書籍収支が悪化したことなどが響いた。

通期予想は、売上高は71億円(前期比1.6%増)を据え置いたものの、営業利益を2億8000万円から1億8000万円(同2.8倍)、純利益は1億3000万円から7000万円(前期は4億9600万円の赤字)に修正した。中間期に引き続き、スマートフォン関連事業への先行投資負担や出版事業での構造転換が重しとなる。

25日の終値は、前日比9円安の185円。