日経平均は大幅反落。昨晩の欧米株式市場は堅調であったものの、米国の量的緩和縮 小時期が後ずれするとの見方からドル安・円高傾向が続く中で、主力株を中心に利益 確定売り優勢の展開となった。また、キヤノン<7751>や信越化<4063>などの低調な決 算を受けて、決算発表に対する期待低下が買い手控え要因にも。 大引けの日経平均は前日比398.22円安の14088.19円となった。東証1部の売買高は24 億1139万株、売買代金は2兆833億円。業種別では、情報・通信やパルプ・紙、陸運、 鉄鋼、倉庫・運輸、電気・ガス、その他製品、ゴム製品、化学、銀行などの下落が目 立ち、全セクターが下落した。 個別では、ソフトバンク<9984>が大幅安となり日経平均の重しに。また、三菱UFJ <8306>や三井住友<8316>などメガバンクも軟調。その他、富士重<7270>やJFE <5411>が決算発表後に一段安へ。一方、好決算を発表した村田製<6981>や富士通ゼネ <6755>などが強い動き。また、LINEの上場観測が伝わり、ネオス<3627>が急伸と なった。