カネカ<4118、株価 - チャート>は24日、日本ゼオン<4205、株価 - チャート>から磁気テープ用塩ビ系樹脂事業を譲受すると発表した。

同社は、ゼオンが開発した放送用やデータアーカイブに使用される磁気テープのバインダー樹脂を受託生産していたが、ゼオンが販売を終了することを受け、製造設備を取得し、11月1日から製造販売を開始することを決めた。同社では、磁気テープ市場は、ビッグデータなど昨今のデータストレージ需要の高まりのなかで、省エネルギーかつ安定性の高さに定評があり、今後もさらなる技術革新により安定した成長を見込んでいる。

24日の終値は、前日比15円高の626円。