本気でダイエットしたければ「ベジタリアン」は有効―乳製品のとりすぎに注意
減量したいなら、食生活を改善することはマスト。ベジタリアンフードは究極のダイエット食と言えそうですが、意外な落とし穴もあります。メイヨー・クリニックのアイリーン・デュター博士が、メリットと気を付けるべき点を教えてくれました。
ベジタリアンといっても人によりルールはさまざま。たんぱく質やミネラルの不足を防ぐため、「乳製品はOK」としている人が多いようです。「野菜や果物を食べる量を増やすことで、ビタミン、ミネラルや食物繊維、ポリフェノールの摂取量が増えるのはいいことです。ただし、小麦などの炭水化物や、脂肪を含む乳製品を食べ過ぎてしまっては意味がありません」
乳製品に含まれる脂は、お肉の油と同質の「飽和脂肪酸」。お肉を食べない分不足しがちなたんぱく質を、チーズや牛乳から摂(と)ろうとすると、余計な脂肪分まで摂取してしまうのです。また、野菜ではなく炭水化物の量を増やしてしまうのも危険。過剰な糖質は、体内で脂肪に変わってしまいます。
「レストランやスーパーでもベジタリアン向けの料理やお総菜を見かけると思います。でも、『ベジタリアンピザ』ばかり食べていては決してダイエットは成功しません。結局は、食べているものや量を把握し、摂取カロリー<消費カロリーにすることが最も重要なことなのです」
うーん、確かに……お肉を食べないと、その分ご飯やチーズで満足感を得ようとしてしまいますが、これでは意味がないんですね。正しく実践すればメリットの多いベジタリアンですが、「お肉大好き」「食べるの大好き」という人にはちょっとむちゃな方法なのかもしれません。
参考:Will Going Vegetarian Really Help Me Lose Weight?
http://www.womenshealthmag.com/weight-loss/vegetarian-weight-loss