ヤフー<4689、株価 - チャート>が小幅高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では15日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は650円から630円に引き下げている。

7日に発表された「eコマース事業の新戦略」などを勘案し、業績予想を下方修正、目標株価も引き下げている。今回の業績予想には、Yahoo!ショッピングの月額出店料と売上ロイヤルティーや、ヤフオク!出品システム利用料とB2Cの月間システム利用料がゼロにされており、店舗数の増大による流通総額増大やプロモーション費用増大などは勘案されていない。

また、新戦略での収益は主に広告となり、同証券ではポータルサイトのヤフーがマルチ・ビッグデータ・カンパニーとして、精度の高いターゲティング広告を提供するのではないかとみているとコメントしている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期2038億5800万円(前期比9.4%増、従来2173億9300万円、会社側計画は非開示)、15年3月期2412億3900万円(従来2640億3900万円)、16年3月期3125億5700万円(同3350億3400万円)と試算している。

16日の終値は、前日比11円高の505円。