津田駒工業<6217、株価 - チャート>が3日ぶりに急反落し、一時19円安の157円を付ける場面があった。午前10時47分時点で16円安の160円となり、東証1部値下がり率2位にランクされている。9日引け後、13年11月期連結業績の一転赤字見通しと、未定としていた期末配当の見送りを発表し、嫌気された。
通期業績見通しは、売上高が前回予想の390億円から408億円(前期比26.8%増)に上積みされたが、営業損益は同6億円の黒字から4億円の赤字(前期は17億1900万円の赤字)に陥る見通し。売上面では堅調ながら、工作機械関連事業の落ち込みや、繊維機械事業の利益減少が響き、第1四半期(12年12月-13年2月)に計上した赤字をカバーするには至らない見込みとなった。
同時に発表された第3四半期(12年12月-13年8月)決算は、売上高が281億8500万円(前年同期比5.8%増)、営業赤字は6億9200万円(前年同期は7億1000万円の赤字)だった。