テクノアルファ<3089、株価 - チャート>が一時、前日比75円高の1435円を付け、年初来高値を更新した。9日朝に大口受注を発表し好感された。半導体製造装置を複数の顧客から約4億円で受注。売上計上は14年11月期の上期になる予定という。ただ、その後は利益確定売りに押され失速、軟調な展開となった。

同社はパワー半導体の製造装置を中心に、電子装置、電子材料の輸入、販売を手掛ける。13年11月期の13年5月中間期(12年12月-13年5月)の連結営業損益は100万円の赤字(前年同期比9200万円の黒字)だったが、9月30日発表の第3四半期累計(12年12月-13年8月)決算では営業損益4500万円の黒字(同77.9%減)と黒字に浮上し、業績は好転しつつある。

第2四半期(3-5月)までは主要顧客の自動車関連メーカーなどの工場稼働率が低く、関連製品の販売が低調だった。しかし、第3四半期(6-8月)以降は回復感が出て大口受注が増加し、今回の大口受注につながったようだ。

9日の終値は、前日比3円安の1357円。