米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>は、ゴールドマン・サックス<GS.N>の株式2.8%を取得したことを明らかにした。
金融危機時に取得したワラントの権利を行使した。このワラントは、バフェット氏が投資しているかどうかがゴールドマンにとって信任投票になる状況で発行された。
ゴールドマンとの当初の契約では、バークシャーは当時の発行済み株式のおよそ9%に当たる約4350万株のゴールドマン株を取得する権利があった。1株当たりの行使価格は115ドルだった。
ゴールドマンは3月に契約を変更し、バークシャーが取得できる株式数は大幅に減少したが、ワラント行使のための資金が不要となった。
8日に提出された文書によると、バフェット氏の1日現在の保有株数は1306万株で、8日終値の153.05ドルで計算すると約20億ドル。トムソン・ロイターのデータによると、社外株主としては第6位となる。