日経平均は5日ぶりに反発。米債務問題を背景に外部環境の先行き不透明感が強い中 で、換金売りが先行した。ただし、直近の大幅下落による反動で主力株の一角を中心 に押し目買い優勢となったほか、低位の建設株やノンバンク株が賑わい、後場は底堅 い動きに。 大引けの日経平均は前日比41.29円高の13894.61円となった。東証1部の売買高は26 億4683万株、売買代金は1兆8954億円。業種別では、電気・ガスや海運、その他金 融、証券、不動産、建設、化学、機械、銀行などが堅調。一方、食料品や情報・通 信、空運、鉱業、医薬品などが軟調だった。 個別では、三井住友<8316>や三菱UFJ<8306>などメガバンクが堅調。また、アイフ ル<8515>やオリコ<8585>などノンバンク株が強い動き。その他、東急建設<1720>や熊 谷組<1861>などが賑わった。一方、ソニー<6758>やシャープ<6753>、キヤノン<7751> などハイテク株が軟調。また、ヤフー<4689>はEC事業の手数料体系を見直しがネガ ティブ材料視され大幅下落となった。