日経平均は4日続落。米財政問題の行方に対する楽観的な見方から先週末の欧米株式 市場は堅調であったものの、週末にかけて交渉は進展せず、外部環境への懸念から主 力株を中心に換金売り優勢の展開となった。先行き不透明感から下値での押し目買い 意欲も乏しく、大引けにかけて徐々に下げ幅を拡大した。 大引けの日経平均は前日比170.99円安の13853.32円となった。東証1部の売買高は23 億3149万株、売買代金は1兆8119億円。業種別では、電気・ガスやその他金融、証 券、不動産、鉱業、機械、保険、建設、非鉄金属などの下落が目立っていた。一方、 情報・通信と空運のみが上昇した。 個別では、上期の業績予想を上方修正した三井住友<8316>が買い一巡後に下げに転じ たほか、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>などメガバンクが軟調。また、ソニー <6758>やシャープ<6753>、東芝<6502>などハイテク関連もさえない動き。その他、東 電<9501>が7%超の大幅下落となった。一方、ソフトバンク<9984>が堅調であったほ か、JAL<9201>やNTT<9432>などが逆行高となった。