沢藤電機<6901、株価 - チャート>は発電機を軸にトラック向け中心の電装品ほか、発電機や車載用冷蔵庫なども手掛ける。

14年3月期予想の連結営業利益は前期比48.7%増の6億円、経常利益は同2.1%減の6億7000万円。「期初段階では、自社ブランドの発電機の拡販や原価低減効果を想定。足元の状況については、11月8日発表予定の中間期決算で明らかにする」(経理部)という。

営業利益の伸び率に対して、経常利益の伸び率が低いのは、前期に営業外で計上した為替差益がなくなるため。本業では、日野自動車<7205、株価 - チャート>やデンソー<6902、株価 - チャート>向けに電装品が堅調に推移。中国建機向けの持ち直しが確認できれば、収益の上積みも想定される。

期末一括配当は1円減配の5円を予定しているが、予想配当利回りは2.0%台と比較的高く、株価をサポート。PBRは0.6倍台と割安で自律反発の動きが期待される。

4日の株価は、前日比変わらず237円ザラバ引け。