スズメバチに詳しい京都産業大の高橋純一准教授(分子生態学)が18日、現地を訪れて巣を採取した。高橋准教授は防護服を着込んでクレーン車のゴンドラに乗り、高さ約15メートルのコナラの木から巣を慎重に採取した。

高橋准教授によると、巣は長さ約1メートル、幅約60センチで、ツマアカスズメバチのものとしては平均的な大きさ。中には1000~2000匹の働きバチがいるとみられる。今後、巣を解体し、さなぎや幼虫、働きバチの数を調べたり、遺伝子調査でハチの侵入経路の特定を目指したりする。