カネコ種苗<1376、株価 - チャート>が続伸し、一時23円高の918円まで買われた。3日引け後、14年5月期第1四半期(13年6-8月)の連結決算を発表し、大幅増益となったことを好感した。

第1四半期決算は、売上高134億8400万円(前年同期比0.9%増)、営業利益3億9300万円(同85.4%増)、純利益2億5700万円(同2.4倍)だった。売上高は、宮城県のイチゴ産地の復興に、同社の養液栽培プラントが採用されたことや、タマネギやキャベツなどの野菜種子の売上が増加し、前年同期並みを確保した。利益面では、販管費の削減による利益増や営業外損益の改善、前年同期に有価証券売却損を計上した反動もあり、大幅な増益となった。

14年5月期の業績予想は、売上高545億円(前期比0.9%増)、営業利益15億円(同8.4%増)、純利益9億5000万円(同7.2%増)を据え置いている。

4日の株価は、前日比6円高の901円ザラバ引け。