日産自動車<7201、株価 - チャート>が3日続落。野村証券では3日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は1250円から1100円に引き下げている。

「北米、中国で販売、利益ともに回復に向かっている点はポジティブな一方で、中国を除く新興国では、販売が減速するなかで15年3月期にかけて大規模な能力増強が続く」とコメント。稼働率維持に向けDatsunブランドを含め中国以外の新興国で台数増を会社側計画通りに実現できるかがポイントになろうと指摘している。

また、同証券では業績予想を若干下方修正、連結営業利益について、14年3月期6101億円(前期比16.5%増、従来6139億円、会社側計画は6100億円)、15年3月期6380億円(従来6444億円)、16年3月期7207億円(同7313億円)と試算。13年7-9月にアクセルペダル関連で日本で大規模なリコールがあったことから、品質関連費用として前年同期比100億円の悪化が新たに織り込まれている。

4日の終値は、前日比9円安の969円。