釜山と済州島を結ぶフェリーで、1日に4人もの乗客が行方不明になる事件が起こった。


 済州海洋警察署が2日発表したところによると、済州港を出港し釜山に向かうフェリー(6626トン)に乗っていた男性(62)=京畿道安山市=と女性(70)が、1日午後10時35分ごろ、全羅南道麗水市の巨文島の南東8カイリの海上で行方不明になった。


 海洋警察の調べによると、この2人は行方不明になる直前、船内の後方に一緒に立っており、これを不審に思った別の乗客が乗務員に知らせたが、2人は船内の後方に移動する様子が監視カメラに捉えられた後、行方が分からなくなった。海洋警察は「2人の身元を確認したところ、夫婦だったことが分かった」と話した。