本日のマザーズ市場は、短期的な過熱感が意識される中で、利益確定売り優勢の展
開となった。米財政問題に対する警戒感や消費増税の悪影響に対する懸念など地合い
悪化が嫌気され、後場は直近で上昇の目立っていたバイオ関連株に換金売りが膨らん
だ。マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1402億円だった。
 個別では、ナノキャリア<4571.T>やMDNT<2370.T>、カイオム<4583.T>など、バ
イオ関連が軟調だった。また、ミクシィ<2121.T>は今期業績計画の大幅な下方修正が
ネガティブ材料視されたほか、サイバーエージ<4751.T>やアドウェイズ<2489.T>など
も売り優勢に。一方、コロプラ<3668>は「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」
が累計800万ダウンロードを突破したと発表したことが好感され逆行高となった。