ファーストリテイリング<9983、株価 - チャート>が2日に発表した9月の国内ユニクロ事業の既存店売上高は、前年同月比4.4%増となった。伸び率は前月(28.9%増)から大きく縮小。また、市場関係者が注目していた客単価は同3.4%減となり、10カ月連続で前年の実績を下回った。
9月は中旬からの気温低下に伴い、シルクやカシミア素材の季節衣料品が好調に推移した。既存店の客数は前年同月比8.1%増、通販を含む全店売上高は同7.5%増となった。一部のアナリストは、大規模な値引き販売による単価下落に伴い、粗利益率が悪化することを懸念している。
2日の終値は、前日比1550円安の3万5550円。