日経平均は大幅反落。米連邦政府閉鎖の影響は限定的との見方から昨晩の米国株式市 場が堅調であったことが好感され、主力株を中心に買い先行でスタートした。ただ し、米財政問題に対する警戒感や消費増税の悪影響に対する懸念など、地合い悪化を 背景に後場は換金売りが膨らむ格好に。 大引けの日経平均は前日比314.23円安の14170.49円となった。東証1部の売買高は29 億154万株、売買代金は2兆4059億円。業種別では、非鉄金属やその他金融、精密機 械、証券、繊維製品、不動産、鉄鋼、化学、ガラス・土石、電気機器などの下落が目 立っていた。一方、情報・通信、電気・ガスが上昇した。 個別では、トヨタ<7203>やホンダ<7267>、日産<7201>など自動車株が総じて売り優 勢。また、ファストリ<9983>やファナック<6954>など、日経平均の寄与度が大きい銘 柄が軟調で指数を押し下げている。その他、住友鉱<5713>やDOWA<5714>など、資 源関連株の下落も目立っていた。一方、売買代金トップのソフトバンク<9984>が逆行 高となった。