米国株は上昇、連邦政府閉鎖の影響は限定的(1日)
米国株式相場は上昇。ダウ平均は62.03ドル高の15191.70、ナスダックは46.50ポイン
ト高の3817.98で取引を終了した。ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが好感さ
れたほか、連邦政府機関の一部閉鎖による目先の影響は限定的の見方から終日堅調推
移となった。セクター別では全面高となっており、特にテクノロジー・ハード・機器
や小売の上昇が目立った。
携帯端末のアップル(AAPL)は著名投資家カール・アイカーン氏がクックCEOと昨晩会
合し、1500億ドルの自社株買いを提案したことを明らかにしたほか、著名ファンドマ
ーネージャーのビル・ミラー氏もアップルの株価が著しく割安との見方を示したこと
で上昇。ドラッグストアのウォルグリーン(WAG)は、好決算を発表して堅調推移とな
った。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)はアナリストの目標株価引き上
げを受けて上昇。一方でナッツ類や菓子などのダイヤモンド・フーズ(DMND)は予想を
上回る決算を発表したものの、今期に慎重な見方を示し下落した。
医療改革法(オバマケア)関連予算が最大の争点となっており、予算案を巡る議会交
渉は暗礁に乗り上げている。予算成立には少なくとも2週間程度の時間を要するとの
見方が広がっている。