<4726> ソフトバンテク 1590 -17ソフトバンク・テクノロジー<4726>は、ソフトバンク<9984>グループの4つのビジネスユニットが合併して、1998年に現在の形となった。2012年6月には阿多親市氏が社長に就任。阿多氏は「会社を大きく成長させる」ことを目標に掲げており、事業拡大に動き出している。足元では事業拡大のために従業員の増強と、M&Aの積極化を打ち出している。従業員の増強に関してはエンジニアを中心に採用を増やし、グループ全体の社員数は2013年6月末で573人(3月末比18.4%増)となった。M&Aに関しては、2013年6月にWebフォント製作・配信を手掛けるフォントワークス、ウェブサイトのアクセス解析サービスをしている環を相次いで買収した。さらに、ソフトバンクBBの財務経理本部長で積極的な財務戦略に携わってきた長田隆明氏が2013年6月から取締役に就任している。2014年3月期の第1四半期(4-6月期)の業績は、売上高が前年同期比4.3%増、営業利益が同31.5%減と増収減益となった。営業減益の要因は、従業員の増強とICTシステムの導入により販売費・一般管理費が増加したため。成長戦略の進捗は順調と判断されることから引き続き期待が持てよう。