平均年齢17歳のダンス&ボーカル・バンドユニット「姫carat」(ひめきゃらっと)の公式サイトで、ドラム担当のMIKI(17)が「不適切な行動」をとったとして、脱退が発表された。

 同グループは、ダンス&ボーカルアイドルユニットとして昨年7月に結成。11月に5人組の“2013年型歌謡ロックガールズバンド”として生まれ変わり、今年6月に郷ひろみの「2億4千万の瞳」や、チェッカーズの「涙のリクエスト」などのヒットメーカーで知られる売野雅勇氏が作詞を手掛けた「51%プラトニック」(ワーナーミュージック・ジャパン)でメジャーデビュー。

 7月には、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2013」に出演するなど、「SCANDAL」に続くアイドルバンドとして活動していた。

 所属事務所は先月31日、「未成年の身に関わらず、不適切な行動をとった事がインターネット上への写真掲載により判明致しました」とMIKIの脱退を発表。具体的な原因についてここでは触れなかったが、ネット上には缶酎ハイ「氷結」に口を付け海辺でたたずむMIKIの写真が出回っており、どうやらこれが所属事務所の目に触れたようだ。

 飲酒写真は先月26日、伊豆の海水浴場で、一緒にいたMIKIの友人がTwitterに上げたもの。間もなく画像は削除されたが、すでに拡散されてしまった。

「若者が、迷惑・違反行為をする自分たちの姿を自慢げにTwitterに投稿する通称“バカッター”が話題ですが、今回の飲酒写真も同じ部類。友人はTwitterを、LINEやメールと同じように捉えているネットリテラシーの低い人物なのでしょう。

 MIKIはメジャーデビューしたにもかかわらず、Twitterフォロワー数は500人にも満たない。姫caratは事務所が弱いせいか、知名度を上げるのに苦戦していたようですから、今回の騒動は結果的に知名度を上げるチャンスになったのでは?」(芸能記者)

 今回の騒動でグループの存在を知った人も多く、一部では売名目的の炎上マーケティングだという声も。所属事務所にとっては、“オイシイ”出来事だったといえるかもしれない。