レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 97.88/90 1.3497/01 132.12/16
NY午後5時 98.19/26 1.3520/23 132.78/82
午後5時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の97円後半。半期末となるこの日、市場では、米政府機関の一時閉鎖リスクが警戒され、早朝に97.53円まで下落して8月29日以来の安値をつけた。実需の買いが流入して下げ渋ったものの、上値の重さが目立った。
<株式市場>
日経平均 14455.80円(304.27円安)
14425.82円─14619.24円
東証出来高 27億0903万株
東証売買代金 1兆8942億円
東京株式市場で日経平均は続落。終値で9月17日以来、約2週間ぶりに心理的節目の1万4500円を下回った。米議会での予算審議が難航し、政府機関閉鎖の可能性が高まるなど米財政問題が深刻化。1ドル97円台に進んだ円高も嫌気され、日経平均は一時334円安となる場面があった。日銀による指数連動型上場投資信託受益権(ETF)買い入れ期待などを背景に下げ渋る場面もあったが、戻りは限定された。
東証33業種のうち32業種が値下がりし、ほぼ全面安。自動車、電機など輸出株のほか、海運、鉄鋼などの景気敏感株が売られた。
<短期金融市場> 18時04分現在
無担保コール翌日物金利(加重平均) 0.062%(速報ベース)
3カ月物国庫短期証券流通利回り ──
ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限) 99.770(+0.01)
安値─高値 99.765─99.770
無担保コール翌日物の加重平均レートは0.062%と前週末(0.069%)を下回り、3月29日以来の水準に低下した。9月期最終売買日だったが、早めに期越え資金を確保していた金融機関が多かったため、資金調達需要が限られた。当座預金残高が膨らんで資金余剰感が強まる中、運用圧力が強い資金の出し手(運用側)に対して取り手(調達側)の需要が後退。資金の出し手と取り手の需給不均衡が金利水準を押し下げた。
市場では「あすは多少弱地合いが残るかもしれないが、期末要因がはく落すれば、前週までの水準(0.065─0.07%付近)に徐々に戻っていくのではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。
ユーロ円3カ月金利先物は強含み。米財政協議の行方をめぐる不透明感から米金利が低下したことをきっかけに、買い戻しが入った。中心限月2014年6月限は一時前営業日清算値比1ティック高の99.770に上昇。
<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証) 144.12(─0.02)
安値─高値 143.99─144.27
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.680%(変わらず)
安値─高値 0.690─0.675%
国債先物中心限月12月限は前営業日比2銭安の144円12銭と小反落で引けた。前週末の海外市場で米財政協議の行方をめぐる不透明感から、米債に逃避目的の買いが膨らんだことを受けて、朝方は買いが先行した。しかし、高値警戒感が浮上する中、午後に入ると、10月1日の10年債入札に備えた調整圧力に上値を重くした。
現物市場は期末を迎えて全般に様子見ムード。日銀オペや入札に絡んだ持ち高調整主体の動きとなったが、引けにかけては長期・超長期ゾーンに年金勢などから年限長期化に伴う買いが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.680%。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 3.5─4.0bp
銀行債(みずほ) 5年 12─13bp
地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp
電力債(東電) 5年 280─310bp