クレックス<7568、株価 - チャート>(監理)が300円ストップ高の1350円に噴き上げた。前週末27日引け後にMBO(経営陣による自社株買収)による非上場化を発表し、人気化。買い付け価格1275円を上回る水準となっている。
同社の3位株主である平山貞夫会長が代表を務めるSHC(非上場)が買い主体となり、10月1日から11月13日まで買い付けを行う。買い付け株数に上限を設けておらず、実施後は上場廃止となる可能性が高い。
世界的なエネルギー需要の急増を受けてLPガスの輸入価格がこの10年で約4倍になるなど、元売り・卸売り価格が一貫して上昇傾向にあることに加えて、為替市場の円安によって仕入れ条件も悪化。同社は厳しい事業環境のなかで抜本的な事業再構築が必要と判断した。