トヨタ自動車<7203、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では27日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は8820円から8600円に引き下げている。14年3月期第2四半期(13年7-9月)連結出荷台数は会社側計画におおむね沿った進ちょくとみており、14年3月期の会社側連結営業利益計画は上方修正されるだろうとコメント。

同証券では14年3月期連結営業利益を2兆4264億円(前期比83%増、会社側計画は1兆9400億円)と試算している。消費増税前の駆け込み需要が想定される第4四半期(14年1-3月)を除けば、短期的な利益トレンドは当面おおむね横ばいが続くとみているものの、過去最高益という利益の水準に対する株式市場の評価は余りにも低すぎる印象と指摘している。年間約3000億円の原価低減力を前提におけば、15年3月期以降も収益が崩れる可能性は低く、再評価される妥当性は高いと考えているという。

27日の終値は、前日比70円安の6440円。