日経平均は大幅反発。昨晩のNYダウが5日続落となるなど下落基調が続いているほ か、配当権利落ちの影響も重なり売り先行でスタート。ただし、法人税の引き下げを 早急に検討すると報じられたことなどが好感され、日経平均は配当落ち分の約80円を 吸収する強い動きに。 大引けの日経平均は前日比178.59円高の14799.12円となった。東証1部の売買高は30 億4783万株、売買代金は2兆1534億円。業種別では、海運や金属製品、保険、ゴム製 品、パルプ・紙、建設、非鉄金属などが堅調。一方、医薬品や石油・石炭製品、化 学、卸売などが下落した。 個別では、ファストリ<9983>やソフトバンク<9984>など、日経平均の指数寄与度の大 きい銘柄が堅調。また、トヨタ<7203>やホンダ<7267>、富士重<7270>など、自動車関 連も買い優勢に。その他、バルチック海運指数の大幅上昇が好感され、郵船<9101>や 商船三井<9104>などが強い動きとなった。一方、配当落ちの影響で、武田<4502>やア ステラス<4503>などが軟調。また、今期の業績予想を下方修正したアドバンテスト <6857>、昨日は日経平均への組み入れに伴うリバランスで急伸した日東電<6988>が大 幅下落となった。