アドバンテスト<6857、株価 - チャート>が大幅に4日続落し、一時は基準値比112円安の1125円を付ける場面があった。午前10時分時点で同79円安の1158円となり、東証1部値下がり率3位にランクされている。25日引け後に14年3月期の連結業績予想(米国会計基準)の下方修正を発表し、嫌気されている。
今期業績予想は、売上高が前回予想の1600億円から1430億円(前期比7.6%増)へ、営業利益が同130億円からゼロ(前期は8000万円)へ、最終損益は同98億円の黒字から25億円の赤字(38億2100万円の赤字)に悪化。一転して3期連続の最終赤字見通しとなる。半導体の設備投資が当初想定ほど増えず、テストシステム需要が伸び悩んでいるため。
ゴールドマン・サックス証券では、業績修正の幅は想定以上としたうえで、特に売上の修正に対して営業利益の修正が大きい(損益分岐点が上昇している)点はネガティブに受け止められようと指摘。投資判断「売り」を継続している。