東証1部騰落数は、値上がり623銘柄に対し、値下がりが1029銘柄、変わらずが102銘柄だった。

<短期金融市場> 17時15分現在

無担保コール翌日物金利             0.069%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──

ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限)    99.765(+0.005)

安値─高値     99.760─99.765

無担保コール翌日物金利は0.065%中心の取引。地銀や信託、証券などを主な取り手に、朝方は0.07%で取引される場面もあったが、取り一巡後は0.06%台に弱含んだ。大手行は0.06%で一部調達。当座預金残高は2営業日ぶりに過去最高を更新する見込みであるうえ、26日には初めて100兆円の大台に乗る見通しで、資金余剰感から取り急ぐ動きは見られなかった。一部で試し取りがみられた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCのT+1レートは発行要因がはく落したため、弱含み。共通担保資金供給(全店、固定金利方式)オペは18回連続で札割れ。

ユーロ円3カ月金利先物は債券高などを受けて小高い。中心限月2014年6月限は前日清算値比0.5ティック高の99.765と中心限月ベースで6月4日以来約3カ月半ぶりの水準に上昇した。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・12月限(東証)   144.15(+0.04)

安値─高値   144.06─144.27

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.670%(変わらず)

安値─高値     0.675─0.665%

国債先物は小幅続伸。前日の海外市場で、米債が買われた流れを引き継いで買いが先行。良好な需給環境も支援材料。先物12月限は一時144円27銭と19日の当限月高値(144円18銭)を更新するとともに、中心限月ベースでも8月30日以来約4週ぶりの水準に上昇。後場は、高値警戒感が浮上し、戻り売りがやや優勢となり、上値が重くなった。現物債は超長期ゾーンがしっかり。20年超長期国債利回りは一時同1.5bp低い1.550%と5月10日以来、30年超長期国債利回りは一時同2bp低い1.685%と5月9日以来の水準にそれぞれ低下した。年限長期化や期末を控え残高積み増しが遅れている国内勢などの買いが入った。一方、長期金利は一時前日比で低下していたが、10年ゾーンは10月1日に10月債の入札を控えているため、買い進む地合いにならなかった。きょう実施された流動性供給入札(残存5年─15年が対象)の結果は、入札の好不調を示すテールがゼロ、応札倍率は3.56倍と低くないことから判断して、悪くない結果との見方が出ていた。

国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比4銭高の144円15銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.670%。

<クレジット市場>

政保債(地方公)10年 3.5─4.0bp

銀行債(みずほ) 5年 12─13bp

地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp

電力債(東電)  5年 280─310bp

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20にワイド化圧力がかかった。気配は92.5─94.5ベーシスポイント(bp)と、前日気配(91─93bp)よりも小幅ワイドな水準。米債務上限問題をめぐる警戒感を背景に、日米株価が続落したことに反応した、との見方が出ていた。

<スワップ市場>

スワップ金利(16時21分現在の気配)

2年物 0.30%─0.20%

3年物 0.34%─0.24%

4年物 0.39%─0.29%

5年物 0.45%─0.35%

7年物 0.62%─0.52%

10年物 0.90%─0.80%