日経平均は3日続落。昨晩の欧米株式市場が高安まちまちであったほか、為替市場も 小動きで手掛かり材料が乏しい中で、方向感のない展開となった。上値は重かったも のの、米アプライドとの経営統合を発表した東エレク<8035>が急伸となり、日経平均 を下支えした。 大引けの日経平均は前日比112.08円安の14620.53円となった。東証1部の売買高は31 億1293万株、売買代金は2兆2281億円。業種別では、鉄鋼や不動産、機械、非鉄金 属、建設、その他金融、ガラス・土石、証券、ゴム製品などが下落。一方、海運や銀 行、電気・ガス、輸送用機器などが堅調だった。 個別では、コマツ<6301>やファナック<6954>など、機械関連が軟調。また、三井不 <8801>や三菱地所<8802>など、大手不動産もさえない動き。その他、大成建<1801>や 鹿島<1812>など、大手ゼネコンの下落が目立った。一方、トヨタ<7203>や富士重 <7270>など、自動車関連が堅調。また、日経平均への組み入れに伴うリバランスを背 景に、日東電<6988>が大引けにかけてストップ高となった。